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2011年01月09日

侵入窃盗の防犯対策【防犯実践編】

カテゴリー | 住まい |

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あなたは、身近に起こっている窃盗事件に何か対応をしていますか?
前回は侵入窃盗犯罪の傾向をご紹介させていただきましたが、今回はその傾向を踏まえ、効果的な防犯対策をご紹介いたします。


1.留守だと思わせない

★ポイント1 部屋の明かりやラジオなどをつけたまま外出する
泥棒は、部屋の明かりなどチェックしているので、つけたままにしておけば侵入抑制につながります。
またタイマーで電源をオン・オフできるラジオ等を使用するのも効果的です。

★ポイント2 帰宅が遅くなる場合は洗濯物を外に干さない
夜まで洗濯物が外に干してあると、まだ外出していると思われてしまいます。
もし予め帰りが遅くなるとわかっているときは、洗濯物を外に干すのはやめたほうが良いでしょう。

★ポイント3 ポストに郵便物をためない
基本的なことですが、新聞や郵便物がため込んであると、長いこと留守だと思われてしまいます。
長期外出の際には、ご近所にお願いして預かってもらうか、新聞を止めてもらいましょう。

★ポイント4 表札に家族の名前すべてを表示しない
表札に家族の名前を全て表示すると、そこに名前のある人が外出すると後は留守、というように予測されてしまいます。

★ポイント5 留守番電話のメッセージを変更する
留守番電話のメッセージ「ただいま、留守にしております」は留守を教えているのと同じです。「電話に出ることができません」など、メッセージを変えましょう。


2.施錠チェック

我々警備会社では、チェック表をもとに施錠の確認をしています。個人ではなかなかそこまでは難しいので、今回はカウントダウンチェック法という方法をご紹介します。
これは、外出時の鍵閉めの際に、施錠確認箇所にあらかじめ番号を振り、10、9、8…とカウントダウンしながらチェックを行い、0で家の鍵を閉めて外出するようにします。
確認箇所を覚えやすく、チェックする癖をつける事ができます。


3.宅配を装った強盗対策

宅配を装った強盗も最近では増えつつあります。対策としてまず、宅配が来たらすぐ開けず、送り主情報を読んでもらうこと。そして、チェーンをかけたまま押印します。
宅配業者には玄関先に荷物を置いて帰ってもらい、その後荷物を家に入れるようにしましょう。


4.現金や通帳の管理

自宅での現金管理については、頭を悩ましている方も多いと思いますが、基本的に多額の現金を家で保管しないことが一番です。
また、通帳と印鑑については、面倒でも同じ場所に保管せず、別々にする事が大切です。
その他、印鑑の印影が表示されている場合は、銀行で印影のない新しい通帳に交換してもらいましょう。

以上、これまでの生活の中でできる防犯対策をご紹介いたしましたが、さらにしっかりと防犯対策をするのであれば、窓や玄関ドア鍵、塀等もセキュリティ効果の高いものに見直してみるのも良いでしょう。信頼できる警備会社に相談してみるのも一つの手ですね。

侵入窃盗の防犯対策【犯罪傾向編】

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