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2014年04月07日

ひったくりの防犯対策

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ひったくりの防犯対策皆さんは、自分がひったくりにあうかもしれないと考えたことはありますか?自分だけは大丈夫と思っていませんか?ひったくりは、皆さんのちょっとした注意と心掛けで、未然に防ぐことができます。
今回はひったくりについての、防犯対策をご紹介いたします。

■ひったくりの実態

★ひったくりの多い時間帯
18時以降の夜間に多いです。18時から24時までの間を合計すると、被害全体の半分以上を占めています。
しかし、昼夜を問わず発生していることから、外出時は常に警戒してください

★ひったくりの犯行手段
バイクや自転車で、後方から追い越しざまにひったくる手口が典型的です。また、徒歩で道を尋ねるふりをして近づく手口もあるので、注意してください。

★被害時の状態
徒歩で被害にあった人の約6割が車道側、つまり犯人のバイクや自転車が通る側にバッグを所持していました。歩行中、携帯電話で通話やメールに夢中になったり、イヤホンで音楽を聴いたりしていると、スリやひったくりに狙われやすいといえます。
金融機関やコンビニのATMで現金を下ろした時に、後をつけられてひったくられています。
自転車乗車中に被害にあった人の約9割が前かごから被害品をひったくられています。
また、そのほとんどが、ひったくり防止カバー・ネットなどを装着していませんでした。

■ひったくり対策のポイント
まず「自分だけは大丈夫」という意識を変えることです。そして、ただ無防備に歩くのではなく、以下のポイントを守って自分でひったくりを防ぎましょう。

  • 徒歩の場合、かばんやバッグは車道側で持たない。 (常にかばんの持ち方を意識する。)
  • 歩きながらの携帯電話は、十分注意する。 (できれば、通話やメールは行わない方がよい。)
  • 自転車のカゴには、ひったくり防止ネット・カバーを取り付ける。 (雑誌等をカバン、ハンドバッグの上に置くだけでも効果がある。)
  • 後方からのバイクや自転車が近づいてきたら警戒する。 (特に18時から24時までの間は要注意。)
  • ATMで現金を引き出した後は、常に警戒する。(時々振り返るなど警戒が必要。)
  • 夜間の帰宅は、遠回りでも明るくて人通りのある道を通る。
  • 昼間でも、後ろから突然バイクが近づいてくることもあるので警戒すること。


■被害に遭った場合に備えて
被害に遭わないことが第一ですが、被害に遭ってしまった時も、被害が最小限にできるように普段から心がけることが大切です。
キャッシュカードやクレジットカードは、カード会社の緊急連絡先を控えておき、被害に遭った場合はすぐにサービスをストップしてもらいましょう。
携帯電話も不正使用できないように、パスワードでロックをかけておくようにしましょう。
最近のスマートフォンではGPS機能により、自分のスマートフォンが今どこにあるかがわかるサービスもありますので、確認しておきましょう。

■被害に遭ってしまったら
万が一、ひったくりにあった場合は、直ぐに110番通報しましょう。犯人の特徴をできる限り覚えておき、詳しく伝えることが大切です。

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