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2011年08月23日

夏の防犯対策【子ども編】

カテゴリー | 子供 |

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夏の防犯対策【子ども編】

待ちに待った夏休み到来。友達と遊びに行ったり、花火をしたり、子供達にとっては1年で一番楽しい季節です。開放的な気分と暑さにより、子供も大人も注意を怠りがち。そんな時こそ子供が犯罪に巻き込まれる危険が高いのです。そこで今回は子供たちを危険から守るために、夏の防犯対策【子ども編】をご紹介いたします。

■犯罪が多い時間帯

季節は7月~10月が多く、午後2時から午後6時頃の下校時から夕食時までの間に多発しています。特に下校時は一人になる時間帯がどうしても発生するため、注意が必要です。最近は朝の登校時の被害も増加しています。

■犯罪が多い場所

学校や遊びの行き帰り、駐車場や駐輪場、道路上、エレベーターや非常階段等、大人の目がとどかない場所で多く発生しています。
駐車(輪)場での主な被害は携帯ゲーム機などの高価な持ち物の窃盗ですが、強盗や傷害、強制わいせつ、逮捕・監禁及び略取・誘拐は道路上で被害にあう割合が高くなっています。

■子供と一緒に安全対策

  • 学校や遊びの行き帰りは、できる限り集団で、まっすぐ家に帰ることを子供に徹底させましょう。
  • 路上では車に連れ込んでのいたずらや誘拐が多いため注意が必要です。ノロノロと後をつけてくる車は特に注意しましょう。
  • 突然連れ込まれるのを防ぐため、路上駐車している車には近寄らないようにしましょう。
  • 甘い言葉についていかない、他人の車にはどんな理由でも絶対乗らないということをしっかり教えましょう。おもちゃ、ペット、お菓子などの小道具や優しそう・きちんとしたな格好や女の人が一緒にいると、子供は気を許しがちです。
  • 「お母さんが怪我をしているから病院に行こう」「迷子の猫を一緒に探して」「どんなゲームが人気あるのか教えて」など口実も巧妙になっています。名前を呼ばれると「知らない人ではない」と子どもは気を許します。名前を呼ばれても家族以外にはついていかないことを説明しましょう。
  • 木や建物で見通しの悪い公園や、周囲に路上駐車のある公園、建物に落書きのある公園は避けましょう。車の中から様子をうかがっている可能性があります。
  • エレベーターの中は密室となるため、知らない人と一緒に乗らないことを習慣づけましょう。また、後ろから襲われないようにエレベーターの出入り口の操作ボタン前に壁を背にして乗り、いつでも非常ベルや各階のボタンを押せるようにしましょう。
  • 怪しい、危ないと感じたら、躊躇せずに大きな声で人を呼んだり、ホイッスルを鳴らして、周囲の大人に知らせるようにしましょう。

犯罪に遭わないためには、どのような犯罪が多いのかを知り、まずは大人が注意することが必要です。そして、どうすれば危険から身を守れるのか、普段から子供と一緒に話し合っておきましょう。

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